立体画像:恐竜がよみがえる 国立科学博物館で体験イベント
東京・上野の国立科学博物館で、恐竜の3D映像を楽しむ体験イベントが開か
れている。現実の空間を映したビデオ映像に3Dコンピューターグラフィックス
を合成する「ミクストリアリティ(複合現実感)」技術を使った試みで、双眼鏡
型のディスプレー「MRスコープ」をのぞくと館内に大型恐竜トリケラトプスの
顔が出現。一緒に記念撮影することもできる。しゃがんで見上げたり、間近まで
近づくこともできるため、訪れた子供たちは興味しんしんだった。
同イベントは国立科学博物館、放送大学、キヤノンの共同研究の一環で、骨格
標本など博物館の展示物への関心を高め、楽しく学んでもらうことが狙い。トリ
ケラトプスを見るコーナーにある骨の一部を展示した場所を「MRスコープ」で
見ると、トリケラトプスの顔全体が見える仕掛けだ。
このほか、携帯ゲーム機プレイステーション・ポータブル(PSP)を使った
クイズラリーも体験できる。ラリーでは、合成映像を見て、爬虫(はちゅう)類
と哺乳(ほにゅう)類の違いについての問題などに答えながら館内をめぐる。参
加者個人のPSPでも参加できるという。埼玉県から母親と一緒に来館した小学
2年生の男児は「恐竜が大好き。近くで見られておもしろかった。またやりた
い」と目を輝かせていた。
「MRスコープ」はキヤノンが開発中で、市販はしていない。右目用と左目用
のビデオカメラを使い、撮影した映像をすぐにコンピューターグラフィックスと
合成。利用者は時間の遅れをほとんど感じることなく、合成映像を見ることがで
きる。
体験イベントは5日まで。国立科学博物館の地球館地下2階。対象は小学生以上。


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