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2010年2月27日 (土)

大学入試:国公立2次試験の前期日程始まる 不況影響、資格取得の学部人気


 国公立大2次試験の前期日程が25日、始まった。この日は国立81大学360学部、公立68大学142学部で試験がある。公立大の一部が実施する中期日程は3月8日以降で、後期日程は同12日から。

 2次試験全体の志願者は前年度より1万4260人多い48万9280人。前年度を上回ったのは7年ぶり。募集人員に対する志願倍率は前年度比0・1ポイント増の4・9倍。前期日程は152大学520学部の募集人員7万8142人に対し26万1289人が志願しており、倍率は3・3倍(前年度比0・1ポイント増)。不景気を反映した地元志向から、公立大の志願倍率が前年度より0・3ポイント増え、6・7倍となった。

 ◇看護9.5%、教員8.6%増

 国公立大学の中では、看護師、保健師などの資格が取れる看護系学部や教員養成学部の人気が目立っている。

 大手予備校「河合塾」の調べでは、看護系学部の志願者は前年度比9・5%増、教員養成課程のある学部は前年度比8・6%増だった。学部系統別の伸び率では、主要大学が募集を後期から前期日程に変える特殊要因があった芸術・体育系を除くと、上位1・2位を占める。

 河合塾は「不況で大学生の厳しい就職難が伝えられ、卒業後に地元で就職できる学部に人気が集まった」と話している。

 昨年の政権交代後、文部科学省は「教員養成6年化」を掲げ、大学院の修士課程修了を教員免許取得の条件とすることを検討している。学費負担がかさむことが予想され、教育学部離れの懸念が出ていたため、関係者の間では安堵(あんど)が広がる。昨年度の卒業者の教員就職率が国立大で最高の84・9%だった兵庫教育大学(兵庫県加東市)の広報担当者は「数年前から人気回復傾向にあった。6年制化の議論は始まったばかりで、決まるには数年はかかるだろう。『先生が足りない』という報道が多く、高校生も敏感に反応している」と話している。

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