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2011年8月20日 (土)

知りたい!:秋入学で大学変わる? 東大が検討、国際化狙い 「併願校」早稲田は懸念


 日本が誇る最高学府としてエリートを養成してきた東京大学が、入学時期を春から秋に移行する検討を始めた。「東大が動けば、みな動く」とも評される教育界。秋入学となれば学生生活や就職活動に与える影響は大きい。桜の季節に人生の節目を迎える日本の暦が、様変わりするのか?

 「グローバル化を妨げている大きな要因の一つを取っ払うことで一種のシステム変革ができる」。7月21日、文部科学省で開かれた中央教育審議会の教育振興基本計画部会。秋入学について、部会の委員である東大の浜田純一学長が強い意欲をのぞかせた。

 副部会長の安西祐一郎・慶応義塾前塾長が「大変素晴らしい。ぜひ東大に頑張って形にしていただければ」とエールを送ると、浜田学長は「いろいろな大学で一緒になって」と切り返して加勢を求めた。中教審会長を務める三村明夫・新日鉄会長も「企業側は4月であろうと9月であろうと優秀な学生がほしい。(秋採用にも)十分に耐えられる」と述べ、導入に太鼓判を押した。

 09年4月に就任した浜田学長は、任期中(15年まで)の基本方針のキーワードとして「タフな東大生の育成」「グローバル・キャンパスの形成」を掲げた。背景には、東大の現状への危機感がある。

 東大生は、中高一貫型の私立高出身者が半数を占めるなど同質化が進んでいる。国際性も乏しく、昨年5月に留学に送り出していた学部生はわずか48人(全体の0・3%)。今年5月時点の留学生の受け入れも、大学院生こそ2690人(同18・6%)だが、学部生は276人(同1・9%)にとどまる。

 欧米諸国の大学は秋入学が主流。新学年の始まりに半年のずれがあることが、留学の障害の一つと考えられてきた。秋入学は送り出し、受け入れともに留学生を増やす有力な手段として期待され、大学の入学時期は08年から各校の判断で設定できるようになっている。

 入試時期は春のままで秋入学が導入されると、半年間の空白期間が生じる。この間にボランティア活動やインターンシップなど多様な体験を積んでもらう「ギャップイヤー制度」の充実も課題。東大は学内に設けた懇談会で、約3000人に上る入学予定者の半年間の過ごし方など、秋入学導入に伴う問題の洗い出しを進め、今年中に結論を出す予定だ。

 国際教養学部を開設するなどグローバル化を進めてきた早稲田大の内田勝一副総長は「正解は4月と9月」と春秋併存を唱える。欧米以外では秋以外に新学期を迎える国もあるためで、体験活動は在学中に機会を提供すべきだと話す。早大は東大との併願者が多く、東大入試が4月以降になった場合は死活問題に発展する恐れも。内田副総長は「早稲田に籍を置いて東大の入試を受け、9月から学生がいなくなってしまうのが最悪のシナリオだ」と懸念している。

 ◇新卒一括採用に風穴の可能性も
 秋入学者は、卒業も就職も秋になる。リクルートが発行する高等教育専門誌「カレッジマネジメント」の小林浩編集長は「東大が秋入学を導入すれば、学生の国際化が進むだろう。企業にとっては、国際的に通用するトップクラスの人材を採用しやすくなるという観点で意味がある。日本の新卒一括採用が複線化するきっかけになる可能性もある」と見ている。

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